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【リスク】太陽光発電、時代は水の上へ [マネー]

太陽光発電と言えば、3年ほど前から急速に広がった感がありますが…。今、広がりを見せている部分の多くは、商用…つまり、儲け目的だと思われます。

毎年毎年売電価格は下がっているというのに、設置する人多数。
脱原発から太陽光発電の政府施策があったことが大きな要因ではありますが、工場の屋根、マンションの屋上だけでは物足りず、最近では、車庫の屋根、空き農地、そして池の上にまで設定されている様子…。

以前、寺の屋根の上に設置することで、敷地内の街灯代や自販機の電力代を補っているというニュースを見たんですが、確かに敷地をどーーんと持つ寺ともなれば、維持費は相当なものです。また、停電怖いという理由で自家用を自宅の屋根の上に載せるのも納得です。


電力パネルはだいぶ安くなったとはいえ、未だに200万とかかかったりしますから、軽い気持ちで載せれるものじゃないんですよね。今年はもう補助金ないですし…。メーカーによって保証期間も違い、15年保証のところもありますが、10年保証くらいが多いですよね。(また、10年くらいで壊れたりしますし)
じゃあ、10年で元取れるのかというと…。

まぁ、厳しいですよね。
現在の売電価格は、自家用だと思われる10kW未満で1キロワットあたり、およそ37円
設置費用が仮に180万だったとすると、年間18万円分を売電しないといけないわけです。地域によっても違うと思いますが、自分の周囲で去年に補助金ありで設置した人でも、元は取れない感じでした。




というわけで、自家用で元を取るのはあきらめて、産業用として儲けを出しましょう、って話なんですが。

産業用の利点としては、売電価格が20年間固定ってとこです。ただし、1キロワットあたりの単価は下がります。今年は32円だそうです。
でも20年と言うのは大きい。本当にこのまま20年固定ならば、確実に儲けは出るかもしれません。ただこれも、メーカー保証期間も20年かどうか、ってことなんですが…。


そして、太陽光パネルの問題点として、10年間、全く同じ日照量なら同じだけ発電してくれるか・・・というと、そうでもなさそうだということがあります。携帯のバッテリーだって消耗するように、パネルだって消耗するってことです。
また、屋根の上に設置するならいいんですが、屋根と同一型だと『固定資産税』がかかるというオマケもあります。(当然ながら、産業用は固定資産税かかってきます)
更には、災害が起こったときの保証はどうなのか、ってことです。
どういう損害(火災)保険に入っているかにもよりますが、保証がない場合もあったりします。




儲け目的ならば、大きな土地にパネルをたくさん置いて産業用でがつんとやるべきなのだとは思いますが、どうせ儲けるなら、日照量の多い場所ですよねー。



・・・池の上に設置って・・・・・・・落ちそうなんですけど。




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